追い切りを見る時に確認したいこと【後編】

anakoicon

皆さんこんにちは!アナコーのナナメ読み担当アナコーchigetonです!今週も追い切りについて、先週の記事の続きです。

先週の記事
追い切りを見る時に確認したいこと【前編】

様々な負荷のかけ方

一言で追い切りといっても実に様々ですよね。基本的に競争馬は全休日以外は時計を出さなくても軽い運動はしますし、時計を出す追い日でも負荷のかけ方は実に様々です。

私の考えでは負荷のかけ方は5種類くらいあると思います。

1つは併せ馬。速い時計を出さなくても精神的にプレッシャーが掛かりますので、併せるだけで単走よりも厳しい稽古になるのだと聞きます。併せ馬1つとっても2頭ではなく3頭4頭で併せる事もありますし、或いは他厩舎の馬が併せ馬やってる近くで併せ馬をやるという実戦を想定した方法もあります。

また併せる時に内を通るのか外を通るのかで走る距離も変わってきますよね。さらにはパートナーとはずっと併せるのか、先行するのか、差すのかなどなどバリエーションは豊富です。

またごく稀に併せ馬の映像を観るだけで本番でどんな競馬をしたいのか見えてくる事もあります。一般的に逃げ先行馬は折り合いを重視するために外から差すなど本番と真逆の稽古内容である事が多いのですが、たまに内から先行するのがいるんですよね。こういうタイプは本番でも徹底して先行してくる事が多いと思います。昨年の秋華賞をハイペースで飛ばしたノットフォーマルなんかはこれでした。

2つ目は時計を出す距離。トラックで時計を出して調教する場合、最初は必ず助走部分があるんですよね。あとは陣営次第で、6Fから時計を出したり、5Fから時計を出したり、4Fから時計を出したりして、この部分が新聞に載る訳です。当然長めから時計を出してる方が負荷はかかりますし、スタミナが強化されるといわれています。または4Fから時計を出してゴール板を過ぎても4コーナーあたりまで追い続けるというパターンもあります。

3つ目は調教に跨る人が誰なのか?とその追い方。一般的には調教助手と言われる人や、障害騎手はふつうの騎手よりも体重が重いので、彼らが跨ってる時の方が肉体的には負荷が掛かりやすいです。一方体重の軽い騎手が跨るとその分負荷は掛からなくなりますが、頭のいい馬だと本番が近い事がわかってそれでスイッチが入るという事もあるようです。

あとはほとんど跨ってるだけで馬なりで走ったり、逆に手綱をムチのようにしならせて促したり、首を手でグイグイ押したり、ムチを使うなどして強く追ったりと追い方ひとつでも負荷の掛かり具合は違います。

4つ目は前記事でも書きましたが追い切りが行われる時間帯。ウッドチップを使用したコースでは馬場の綺麗な時間帯と荒れてる時間帯とありますから、それによっても負荷の掛かり具合は違ってきます。馬場が荒れてる時間帯はスタミナ、パワー、持久力を、馬場が綺麗な時間帯ではスピードや瞬発力を鍛えやすいと思います。今週毎日王冠に出走するディサイファは馬場の荒れた時間帯の坂路で好時計出す事が多いです。府中1800重賞はこれまで4戦して1.4.3.2着と崩れた事がありませんが、持久力勝負になりやすい舞台なのでこの調整方法が合ってるんでしょう。

最後はインターバル調教。坂路を1日に2本昇ったり、坂路を1本昇った後にウッドコースやダートコースなどトラックに入って追われたりなど、時計を出す前に1度軽い運動をしてから調整する方法です。

去年解散した大久保洋吉厩舎には数年前サンカルロという馬がいましたが、この馬なんかは坂路2本乗り、3本乗りを毎日のようにやってました。高齢まで活躍した裏にはこんな努力があったんですね。

理想的な追い切り内容とは?

一概にはいえないのですが、個人的には理想的な追い切り内容とはコースを問わず「馬なり」や「軽め」の調整だと思います。それでいていい動きだったり、速い時計が出ていたりする馬はだいたい体ができてるはずなので、一般的にはこれが理想的ないい調教になると思います。(中1週2週など間隔が詰まってる馬は例外もあります)

逆に一杯に負荷を掛けられてる馬は、太目で仕上がってないとか、調子が上がって来ない馬が多いと思います。特に休み明けで、前向きさはあまり必要がない「差し脚質」で、2週連続で体重の軽い騎手が騎乗して一杯の追い切りしてるような馬は少し疑った方がいいかも・・・。前向きを引き出したい逃げ先行馬や、普段から強め、一杯で追われてるような馬を除けば、こういうタイプは人気でも凡走確率が高いはずです。

追い切りを見る(調べる)上で最重要視してる事

私が追い切りを見る(調べる)時に最重要視してる事は・・・

普段と変わらない稽古内容をしてるのかどうか
好調時の動きと比べてどうか

という部分です。

結局映像で観る「いい」「悪い」といった印象や、上りが掛かったとか時計が掛かったなんてのは、もちろんいいに越した事はないのですが悪くても走る馬は結構います。

しかしいつもと違う調教内容の馬は、そこには何か理由があるはずなんですよね。特に人気サイドの馬で、普段と違う調整をしてきて実際好走できる馬ってそんなに多くはないと思います。(滞在競馬などは調教施設が違うのでまた別です)

逆に近況不振な穴馬がいつもと違う調整をしてきた時は、それが刺激になって激走する場合があります。

普段はどんな調整をされてるのか?好調時はどんな調整をされていたのかを踏まえた上で今回の追い切り内容がどうののか?見ていく事が大切だと思います。

と言いつつ、私も全馬をきっちり見てる訳ではないですし、全馬を覚えるのは時間的にも無理ですが、自分が狙った事のある馬くらいは覚えておきたいですよね。

ちなみに先々週オールカマーで4番人気に支持されたクリールカイザー。以前はウッドコースでしっかり時計を出して来る馬だったのですが、怪我をして1年休んだ昨年以降は坂路のみでの調整しかしていません。近況はレース内容も悪くないので復調気味だと思うのですが、ウッドコースに入った時こそが馬券での勝負時なのかなと思っています。

京都大賞典2016の追い切りを観て・・・

最後に月曜日に行なわれる京都大賞典の追い切りを観ての感想を少し。

まず人気になりそうなキタサンブラックですが、障害の黒岩騎手が跨って1週前に強め、直前は軽めでCWで6Fから時計を出す併せ馬。馬場の外目を回り、いつも通りの調整ができてるのでいいんじゃないでしょうか。

おや?っと思ったのは2頭。

まずはラストインパクト。以前は春に解散した松田博資厩舎に所属していた馬なのですが、この馬は厩舎が解散するよりも少し前から角居厩舎に転厩してるので、今年6歳ですけどそれだけまだ期待されてる馬なんだと思います。

今回は追い方は軽めの調整が多いので体はほぼできてるのだと思いますが、ウッドコースでの併せ馬を内から先行してるんですよね。先に書いた通りでこれはレースでも先行して来る可能性が高そうです。馬は休み明けから動くタイプではないですけど、鞍上川田騎手は2015年以降このコースで4角5番手内の競馬をすると【1.2.4.0】複勝率100%なのでちょっと警戒しておきたいですね。

アドマイヤデウスは普段は坂路で最終追い切りを行う事が多いのですが、今回は珍しくCWでの最終追い切りでした。これは人気馬だと嫌なパターンなのですが、人気する馬でもないでしょうから注目したいです。特にレースが重馬場で行われる時などは負荷をかけた馬の好走確率が上がりますので、今週は雨予報も出てますし、この調整方法の変更がいい方に出れば面白いかも?

調教は奥が深すぎてまだまだ私もわからない事だらけですが、こうやって細部を見ていくと陣営の意図や思いが見えてきたりして、これもまた競馬の面白さの一部なのかなと思います。

以上、アナコーの戯言でしたー。

最強予想家の印予想はこちら


スペシャルコンテンツ

馬柱
限定予想
会員限定コラム

【PR】オススメ予想サイト

【競馬Study公式メルマガ】

今無料登録すると有名予想家のコラムや予想を無料で見ることが出来ます!

ブログでは書けないネタなども扱っておりますので、まずは競馬Studyへの無料登録を行ってみてくださいね♪

↓無料登録はこちらから↓

【競馬Study|公式Line@】

公式Line@ではサイトの最新情報や予想ネタなどのお知らせをしているよ!

こちらも無料登録出来るので、メルマガと合わせて登録してみてくださいね♪

↓ライン@友達登録こちら↓

【競馬Study|Facebook】

良かったらフェイスブックいいね!の方も宜しくお願いします!

いいね!を押すと最新コラムや予想などもFBで読む事が出来ます!

シェア頂けますと励みになります!